Kumi SetoFeb 86 min readイノベーションの創出に必要なこと世界経済フォーラムがセールスフォースやデロイトとともに2020年に立ち上げたオープン・イノベーション・プラットフォーム「Uplink」(アップリンク)の勢いが加速している。4年間で6万9,000人以上の起業家や投資家、専門家、パートナーからなるエコシステムを構築し、56のイ...
Kumi SetoJan 206 min readユニコーンが見た「ダボス」のリアル世界経済フォーラム第54回年次総会(通称「ダボス会議」)が1月19日に閉幕した。今年は125カ国以上から350人の首脳や閣僚を含む約3,000人のリーダーが参加。セッションやワークショップの数は450を超え、「信頼の再構築へ」というテーマを軸に対話や議論が繰り広げられた。...
Kumi SetoJan 195 min readAIは世界の不平等を解消できるのか2024年1月15日に開幕した世界経済フォーラム年次総会2024(通称「ダボス会議」)。「信頼の再構築へ」をテーマに2,800人を超えるリーダーが集い、主に「分断された世界における安全保障と協力の達成」「新時代の成長と雇用の創出」「経済と社会の原動力としてのAI」「気候、自...
Kumi SetoJun 30, 20235 min read敵か、味方か?「AI革命」への備え方「アントレプレナーシップ(起業家精神)~グローバル経済の原動力~」をテーマに、6月27日から中国・天津で開催された「第14回 世界経済フォーラム ニューチャンピオン年次総会2023」(通称「サマーダボス」)。世界90カ国から1500人以上のビジネスリーダーや公人が集い、3日...
Kumi SetoMay 29, 20233 min read消えたうわばき(記憶のかけら Vol.2)人とは、集団とは、社会とはなにか。「信頼する」とは、どういうことか。 8歳の頃から、私はこの問いについて考え続けている。というより考えざるをえなかったのだ。安全な居場所を確保するために。 カラフルな幼稚園時代を過ごしていたわたしにとって、小学校はちょっぴり窮屈な場所だった。...
Kumi SetoApr 26, 20234 min read6歳児、ヨセフさまになる(記憶のかけら Vol.1)いろんな国の人がいて、いろんな言語が飛び交っていて、「あたり前」に縛られない場所。 そんな環境にわたしはいつも強く惹かれ、そしてどこか安心する。この感覚の根っこにあるのは、カラフルな幼稚園時代の思い出と、「うわばき事件」に端を発するモノトーンの記憶だ。...
Kumi SetoFeb 21, 20224 min readりんご、バナナ、メディア・リテラシー「これは、りんごである」。T Media Tech LLC(トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ)が手がけるSNSアプリ「Truth Social」がApp Storeで公開された今、CNNの2017年のコマーシャルを思う。
Kumi SetoJan 29, 20223 min readそれは誰のための「正しさ」なのだろう「あなたのためを思って」という言葉がある。 私はこの言葉が苦手だ。この言葉にはたくさんの危うさが潜んでいるから。そして、この言葉を聞くたびに苦い記憶がよみがえり、胸がぎゅっと苦しくなるから。 忘れられない思い出がある。小学生のときのことだ。...
Kumi SetoJan 8, 20222 min read『透明社会』『人間の魂は明らかに、他者の視線にさらされることなくみずからのもとにあることのできる領域を必要としている。人間の魂には透かし見ることのできない部分がある。全体をくまなく照らそうとするならば、人間の魂は焼き尽くされ、ある特別な魂の燃え尽きがもたらされることになるだろう。』(『...
Kumi SetoJan 1, 20222 min read『未来をつくる言葉』『結局のところ、世界を「わかりあえるもの」と「わかりあえないもの」で分けようとするところに無理が生じるのだ。そもそも、コミュニケーションとは、わかりあうためのものではなく、わかりあえなさを互いに受け止め、それでもなお共に在ることを受け容れるための技法である。』(『未来をつく...