学生からの100の質問(プレゼン・ディスカッション編)
私が大学で開講しているゼミナールの受講生からもらった100の質問への答えをカテゴリ別に公開します。今回は「プレゼン・ディスカッション編」です。
Q. 先生の講義では「質問力」を磨くことをゴールのひとつに設定していますが、ほかの学生のプレゼンに対してどのような観点で質問を考えればいいですか。
理解できなかった点=プレゼン担当者も理解できていないのでは?と思う箇所を聞く。ロジックが錯綜している点を聞く。自分の仮説をぶつける(プレゼンの内容そのものがしっかりしている場合、これが重要。ディスカッションの深みが増します)。取材のときには、世の中に出回っている情報は確認程度にとどめ、事実の深掘りやその人の考え方に焦点を当てています。
Q. グループディスカッションのネタが尽きてしまったとき、どのように質問をつくればいいですか。
相手の回答を深掘りする。(自分がプレゼンターだったら)逆質問する。プレゼンターやディスカッション参加者の意見に対して、常に仮説を持ち続けることが大切(頭の動きを止めない)。
Q. 聴衆を惹きつけるスライドはどんなものだと思いますか。
リズムとインパクト(シンプルかつ分かりやすいワーディングを駆使する)。ビジュアルを交えながら見せる。相手の思考回路に沿った流れにする(聞き手が抱くであろう疑問に対して先じ手を打つ)。
Q. あがり症でも実践できるプレゼンのコツを教えてほしいです。
プレゼンの資料を流れよく、面白くしておく。資料に聴衆の目が惹きつけられていると、「口頭で伝えよう」という気持ち=アガリにつながりやすい=を軽くできる。
Q. インタビューのときは、どんなふうに質問を考えているのですか。
キークエスチョン(1時間のインタビューで5問くらい)とサブクエスチョン(15問くらい)で計20問程度準備しておく。話を聞きながら、必要に応じてその人の発言内容を深掘りする質問を繰り出していく。能動的に話を聞き、常に頭をフル回転させることが大事です。
Q. その場でまとまった考えが言えず、あとから「こう言えばよかった」と思うことがあります。
私もしょっちゅうありますよ! 自分の考えをまとめる時間をつくるために「いい質問ですね」などクッション言葉を用意しておくと便利です。自分がプレゼンする立場のときは、想定Q&Aを用意しつつ、自分の考えや価値観を表すキーワードやエピソードを整理しておくと役立ちます。
Q. 講義の感想を書くのが苦手で、毎回とんでもなく時間がかかってしまいます。
講義中に、ふと浮かんだことや気づいたことをメモしておくとラク。後から「さあ、書くか…」となると憂鬱度&めんどくささがアップすると思います。
Q. 自分が思っていることを上手に伝えるには、どんなことが大切ですか。
「想像力」が原点だと思います。まずは相手の思考回路を想像して、「この伝え方だと相手の頭に入っていきやすいかどうか?」を考える。そのうえで、相手を説得したいなら「ロジック」と「熱量」のバランスをとりながら話を組み立てていく。ぜひ、試してみてください。
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瀬戸 久美子
Forbes JAPAN Contributing Editor / 特集デスク兼任|東京都市大学特任教授|中央大学国際センター学生起業支援コーディネーター | インタビュアー・モデレーター・研究者
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